スタッフコラム

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「福米沢の送り盆行事」

【佐野薬局 五城目店 中田 美芳】

みなさんはこのお盆、いかがお過ごしになりましたか?

お墓参りに行った方、仕事だった方、旅行した方、それぞれのお盆を過ごした事と思います。さて、私の住む男鹿市福米沢では、300年以上前から伝わる送り盆行事があります。

 

8月16日の午後、浴衣にたすき姿で太鼓を肩にかけた若者や白粉を塗って紅をひき女に〝化けた〟ささらや笛を演奏する若者一行が独特の節を奏で、町内を練り歩きます。そして、この一年間で亡くなった方のいる家(新精霊ネジョレ、新盆の家)に立ち寄り、屋敷の中を演奏しながらまわり、振る舞いを受けて一時休憩。

2か所あるお墓でまわった後はハシドメ。若者たちはハシゴで行く手を塞がれます。それでも構わず通ろうとする一行と、一行を止めようとする者たちの間で激しい押し合いが展開されます。これは、仏(精霊)を家に戻さないという意味があると言われています。

 

優雅だったり、激しかったり、独特で神秘的な送り盆行事。県の指定無形民俗文化財にも登録され、とても見ごたえのある送り盆です。ただ、近年は町内の人口も減り、若者も少なく、この行事の存続がとても難しくなっているのが現状です。興味のある方は、来年の送り盆行事、是非見にいらして下さいね。

そして、男鹿の観光をするのもいいかもしれませんね。

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