健康生活よもやま話

20180827

口呼吸になっていませんか?

【佐野薬局花園店 管理薬剤師 菊地尚子】

 

本来、人間は鼻で呼吸をします。しかしその鼻による呼吸がなんらかの影響で口呼吸に変わってしまうことがあります。この口呼吸は様々な体の不調をひきおこす可能性もあります。今回は口呼吸についての話題です。

 

口呼吸のセルフチェック

以下に当てはまる項目がある場合は口呼吸になっているかもしれません。

チェックしてみましょう

☑気が付くといつも口が開いている

☑鼻が詰まりやすい

☑口が乾きやすい

☑イビキをかきやすい

☑口を閉じると苦しく感じる

☑風邪をひきやすい

☑朝起きた時喉がカラカラになる

 

口呼吸によるリスク・デメリット

●虫歯、歯周病、口臭が起こりやすい

口呼吸になると口腔内が乾燥して唾液の分泌が抑えられるため、いわゆる“ドライマウス”の状態になり細菌が繁殖しやすくなります。それにより虫歯が増えやすい、歯周病になりやすい、歯に汚れが付いて着色しやすい、口臭が強くなるなどのリスクが高まります。

●いびきを起こしやすい・睡眠時無呼吸症候群になりやすい

口呼吸では口で呼吸しやすいように舌が後方に下がります。寝ているときは力が抜けてさらに後方に舌が落ちてしまい、気道を塞ぐため、いびきをかきやすくなり、悪くすると睡眠時無呼吸症候群に陥ってしまいます。睡眠時無呼吸症候群は睡眠障害や生活習慣病とも密接な関わりがあり、放置したままにしていると命の危険を伴うことがあります。

●風邪やアレルギーを引き起こしやすい

口呼吸の状態では鼻毛や鼻粘膜を通さずに直接喉に空気が流れ込むため、ウイルスや細菌、アレルゲンなどが体内に侵入しやすくなります。

●ぼけっとした表情になりやすい

口で呼吸していると口周りの筋肉を使わなくなるため、筋肉が緩み、無意識のうちに口が開いてぼけっとした表情になりやすくなります。

 

口呼吸を改善して鼻呼吸へ戻すには?

●口を閉じる癖をつける、口周りの筋力を鍛える

口を閉じて呼吸するようにしていれば自然と鼻呼吸になるはずです。癖をつけていけば徐々に鼻呼吸の割合も増えてきます。口周りの筋力不足で口がつい空いてしまうなら、エクササイズも効果的です。できるだけ大きく口を開けて、それぞれゆっくり“あいうえお”を発音していくだけの方法がおすすめです。

●口呼吸を改善するグッズを試す

市販品で口呼吸を改善するグッズも売られています。具体的には、鼻腔を中から広げて鼻呼吸をしやすくするタイプのものや、口を強制的に閉じるテープのようなものなどがあります。ただし、効果にはかなり個人差があるようです。

●原因となっている歯並びや鼻づまりを治療する

口呼吸の原因が歯並びによるもので口が閉じにくい、また、慢性的な鼻詰まりがあり鼻で息ができないなどの場合には先にそちらの治療が必要です。歯科口腔外科や耳鼻咽喉科を受診して相談してみましょう。

  

参考資料

デンタルヘルス通信:https://i-scdc.jp/blog/?p=157

歯医者が教える歯のブログ:https://hanoblog.com/mouth-breathing-3661

画像:歯科素材com.https://www.dental-sozai.com/

 

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