健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

スイッチOTCについて

医師の処方せんがなくても薬局で自由に購入できるお薬には、一般用医薬品というのがあります。薬局では、カウンター越しに置かれ、薬剤師が対面にて販売することから、OTC(Over The Counter Drug:オーバー・ザ・カウンター・ドラッグ)とも呼ばれています。
 このOTCの中には、最近まで医療機関を受診して医師による処方せんが必要であったお薬もあります。そのようなお薬をスイッチOTCと呼んでいます。
 処方せんが必要な医療用医薬品の中で、長年使用され効果や副作用がよく調べられている成分が認められます。

その他の要件には、以下のようなものが上げられます。
★医師の指導監督なしで使用しても、重篤な状態になるおそれのないもの
★習慣性、依存性、耽溺性がないこと
★麻薬、覚せい剤、覚せい剤原料、毒薬、劇薬でないこと
★薬物相互作用により重篤な副作用が発生しないこと
★国民の選択の幅の拡大が期待できるもの

例えば、胃の痛みや胃のもたれに使われる制酸剤としては、

ガスター10(ファモチジン)、ザッツブロック(シメチジン)、三共Z胃腸薬(塩酸ラニチジン)

アレルギー薬としては、エージーノーズ(クロモグリク酸ナトリウム)

消炎・鎮痛剤のイブ(イブプロフェン)、ジャスコート(ピロキシカム)

水虫薬では、アトラントエースクリーム(塩酸ネチコナゾール)

外用鎮痛剤としては、アペイン軟膏(フェルビナク)

などがあります。

 これらの目的は、軽い症状の軽減であるため、これらのOTCを使用しても症状が持続する、前より悪くなる、良くならないなどの場合には速やかに医療機関を受診することです。

 このように薬局では、効果のしっかりした一般用医薬品OTCも数多く取り扱っています。どうしても医療機関を受診できない時、もしくは緊急時の対応にご利用いただければと思います。

                          薬剤師:高橋 寛