健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

プールで泳いだ後のメンテナンス

夏はプールということで、たくさん泳ぎましたか?

 プールに入った後で、目が赤くなったりしてませんか?
プールでは、雑菌の繁殖を抑えるために水に塩素が加えられています。そのため、塩素で目が刺激されることがあります。ところが、プールの後で水道水で目を洗うのは、かえって目に悪影響を与えるといわれています。

 以前はプール内の塩素濃度が高いため、目に付着した塩素を洗い流す目的で洗眼をしていましたが、水道水は涙と浸透圧が違うため、角膜上皮障害をおこしやすいようです。

 また、市販の洗眼液を使用する人もいるようですが、洗眼液中の防腐剤(塩化ベンザルコニウムなど)や界面活性剤が涙液層を保持するムチン層を洗い流し、ドライアイを進行させる危険性もあるようです。

 なるべくであれば水泳中は、ゴーグルを着用し、目に水が入らないようにすること。ゴーグルを着用しないで泳いだ後、違和感を感じたら涙液と同じ濃度の点眼液を使用し、なるべくであれば防腐剤を含まない点眼液がよいようです。

 また、プールでうつりやすい病気には、プール熱や手足口病、水いぼやはやり目(流行性角結膜炎)などがあります。

 プール熱は、正式名称、咽頭結膜炎で原因はアデノウィルスというウィルスの感染で起こります。
学校伝染病の第2類に指定され、主症状が消えても3日間は登校禁止になります。
主な症状としては、高熱、のどの痛み、目ヤニといった症状があり、プールでうつることが多いためプール熱と呼ばれているようです。

 ウィルスのため治療薬はないようですが、安静にして、まずは小児科を受診しましょう。のどが痛くなることがあるため、食事は刺激の少ない物、固くない物、アイスクリーム、プリン、ゼリーなどがよいかも知れません。

 暑い夏もあと少し、プールで泳いだ後は、しっかりシャワーを浴び、うがいもしっかりしましょう。

                       薬剤師:高橋 寛