健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

夏に野菜や果実を食べてみよう!

西の方では、梅雨も明け、本格的な暑い夏がやってきます。
海へ山へ、そして夏休みですね。さて、今回は体の中から体にいいことをしてみましょう。

野菜や果実の中には、ビタミンCやβ-カロチンをはじめカロテノイド、ポリフェノール類、ビタミンEなどの抗酸化成分を多く含んでいるものがあります。これらの成分は、前回の日焼けに対しても体の中から守ってくれます。

●活性酸素が体をいじめる

ストレス、喫煙、アルコール、日光の紫外線などにより体内では活性酸素が発生します。この活性酸素は、酸素から作られますが、体にとっては強い毒性をもち、脂質やタンパク質、DNAなどの生体成分を酸化(錆びる)させてしまいます。
野菜や果実に含まれる、これら抗酸化成分は、体の中に作られる活性酸素を消し去ってくれる作用を持つため、動脈硬化や生活習慣病の予防に役立つ可能性をもっているようです。

●色の濃い野菜には、これらの成分が多く含まれています

ポリフェノール類は赤ワインに多く含まれていますし、タマネギに多い黄色の色素は、「ケルセチン」と呼ばれ、ナスや赤タマネギ、紫のさつまいもには、「アントシアニン」が含まれ、これらはフラボノイドというグループのポリフェノールです。

他にも抗酸化作用をもつ色のついた野菜として以下のものがあります。

リコピン:トマト
ルテイン:とうもろこし、ブロッコリー
クロロフィル:ほうれん草、ビーマン
クルクミン:生姜
β-カロチン:人参、南瓜(かぼちゃ)

●冷え性の方は、野菜の取り方に注意を!

ただし、夏野菜は体を内側から冷やす役割もあります。ですので、暑い夏には食べるとよいのですが、冷え性の傾向がある方は注意が必要となります。夏でも手足が冷たい方は、生野菜や果物よりも火を通した野菜の方が、もしくは温野菜を食べるといいかも知れません。
取れたての茄子を焼いて、皮をむいて、醤油と生姜をつけて食べるというのは、やっぱりいいんですね。

夏バテ予防には、色の濃い野菜です。

薬剤師:高橋 寛