健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

夏バテ予防にビタミンB1

7月に入り、暑くなってきました。これから、さらに気温が暑くなりそうですね。夏バテしてませんか?

今回は、ビタミンB1についてお話させていただきます。

1.ビタミンB1の役割
 炭水化物(米やパンなど)の代謝には、チアミンピロリン酸という物質が必要になり、この物質を作るためにチアミン(ビタミンB1)が必要になります。つまり、食べた炭水化物がちゃんとエネルギーになるためには、ビタミンB1が必要だということです。また、アルコールの分解にも関与しており、アルコールを多く飲まれる方は、ビタミンB1が不足しているというデーターもあるようです。これ以外にもたくさんの役割があります。

2.毎日成人で2mgくらいは必要
 基本的に、成人で毎日1mg程度必要で、さらに摂取カロリー1000キロカロリー当たり、毎日0.35~0.4mg必要なようです。

3.どんな食品に含まれているか?
 ビタミンB1を多く含む食品には、酵母、肉、豆類、牛乳、緑黄色野菜などがあります。

4.ビタミンB1の効率的な取り方
 水溶性のビタミンですので、消化管からの吸収はあまり良くはないようです。ところが、ニンニクに含まれるアリシン(匂いのもと)と結合するとアリチアミンという物質に変わり脂溶性が増します。つまり、消化管からの吸収がよくなる訳です。ビタミンB1は水溶性のビタミンですので、素材を水にさらしていると失われる可能性が高い訳です。調理方法も工夫するとよいかも知れません。

5.ビタミンB1が不足すると
 欠乏すると、消化不良や食欲減退、疲労感、脚気や手足のしびれ、足のむくみなどが起こります。他には、神経痛、筋肉痛、関節痛などもおきます。

6.汗と共に簡単に失われるB1
 暑いので、汗をたくさんかいたり、甘いジュース(炭水化物と同じ)を大量に飲んだり、アルコールをたくさん飲んだりするとビタミンB1が消費され、ビタミンB1不足から疲労物質がたまりやすくなることが考えられます。

新鮮な野菜をたくさん食べて、さらにニンニクを少し食べて、これからの季節を元気にお過ごしされてはいかがでしょうか?
夏になると焼肉を食べたくなるのが、何となくわかりましたね。

そんなの面倒!と言われる方には、ビタミン剤(サプリメント)もありますので、お試し下さい。

                 薬剤師:高橋 寛