健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

麻しん(はしか)の症状は?

15歳以上の成人の麻しんは大流行した2001年を上回る推移となっています。現在のところ県別に見ると東京都が一番多いですが、宮城県や北海道でも増加の傾向にあります。

麻しんの症状

飛沫・空気で感染し,10~12日の潜伏期間があります。

<前駆期(カタル期)>
この時期は前駆期(カタル期)とよばれ、38℃前後の発熱が2~4日間続き、風邪に似た症状(発熱,乾いた咳,鼻汁,くしゃみ,結膜充血,めやに等の症状)があります。

<発疹期>
発症して2~4日目ごろ一度熱が下がり,半日くらいのうちに再び高熱(多くは39.5℃以上)が出ます。口の中に白い斑点が出たり,発疹が耳の後ろから顔や首に広がり体や手足の順番で出現します。発疹出現は、ウイルス曝露のおよそ14日後です。発疹が全身に広がるまで、発熱(39.5℃以上)が3~4日間続くことがあります。

麻しんは特異的な治療法はなく、カタル期・発疹期を合わせると1週間以上高熱が続き、入院率や肺炎、脳炎、中耳炎などの合併症発生率が未だに高い疾患です。カタル期は他者への感染力が最も強い時期であるにもかかわらず、口腔内に認められるコプリック斑以外には発熱、咳、くしゃみ、鼻水等の感冒様症状や結膜炎症状が主であり、この期間中に麻しんと診断されることのないままに発病者から感染を拡大させてしまう場合も少なくありません。

また、麻疹ウイルスの持続感染によると考えられている亜急性硬化性全脳炎(SSPE)が麻疹患者の100万例に5~10例おこると言われています。進行性の神経症状、痴呆症状を示し、最終的には死に至る予後不良の疾患でもあります。

麻しん(はしか)では高熱を出すため、解熱剤を飲む機会があるかと思いますが、小児の場合、解熱剤の服用には注意が必要です。アセトアミノフェンが安全と言われています。

まだ、秋田では流行の兆候はないようですが、思い当たる方は医療機関を受診しましょう。

国立感染症研究所 感染症情報センター 麻しん(はしか)
http://idsc.nih.go.jp/vaccine/b-measles.html#keika