健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

「子どもへの薬の飲ませかた」

【佐野薬局東通店 管理薬剤師 畠山純】
暑かった夏もようやく終わり、気温も落ち着いて過ごしやすい日が続いていますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
夏から秋への季節の変わり目は急な気温の低下や自律神経の乱れなどから体調を崩し、風邪をひきやすくなります。
とくに子どもの場合、病気に対する抵抗力が充分発達していませんので様々な感染症にかかりやすくなります。
今回はそんな子どもへの薬の飲ませ方についてのお話です。

【シロップ剤】
新生児から1歳半くらいまではスプーンやスポイト、シリンジで飲ませます。頬の内側に流し込むように少しずつ飲ませます。使用したスポイト、シリンジはよく洗って乾燥させてください。
小さめのコップにシロップ剤を移して飲ませます。飲み残さない程度の水で薄めてもよいでしょう。

【粉薬】
・ペースト状にして
お薬を小皿などに出し、ごく少量の水やぬるま湯を加えてペースト状に練ります。
良く洗った指で頬の裏側や上あごに塗り、その後水かぬるま湯を飲ませます。
※苦みを感じやすいので舌の上には乗せないようにしましょう!

・水に溶かして
お薬に水やぬるま湯を加えてシロップ状にします。飲み残しの無いようにできるだけ少量の水で溶かすようにしましょう。
※粉薬の中には水に溶けにくいものもあるので薬剤師に相談してください。

・服薬補助ゼリーと一緒に
いろいろな種類のゼリーが発売されています。薬局でご覧ください。
苦味などの味や匂いが気にならなくなります。また、飲み込みやすくなりますので、子どもの好きなタイプを探すのも良いでしょう。

【座薬】
乳幼児に使用する場合は、オムツを替える姿勢で挿入します。
座薬の尖った方から先に肛門に入れます。座薬を切った場合は先の尖った方のみを使い、残りは捨てましょう。
冷蔵庫で保管していた場合は、挿入時の冷たさや刺激を軽減するために、軽く手のひらで温めてから使用しましょう。
挿入後ティッシュペーパーなどで肛門を軽く押さえて30秒から1分程待つと座薬が途中で出るのを防ぐことができます。

【点眼薬】
子どもに点眼薬を使うときは、膝の上に乗せるなどして安心させましょう。点眼薬は1滴入ると充分です。目からあふれた点眼薬は清潔なティッシュで拭き取りましょう。
どうしても目をつぶってしまう子どもの場合は、目の周りを拭いて清潔にしてから目頭へ点眼しましょう。瞬きをさせることで点眼薬が目の中に入ります。

参考資料
小児薬物療法テキストブック(じほう)
極める!小児の服薬指導(日経BP社)
高齢者・小児への必ず成功する服薬指導(じほう)

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アストラゼネカ株式会社HP:http://med.astrazeneca.co.jp/medical/