健康生活よもやま話

健康生活に関するお話を、
薬剤師・管理栄養士が紹介します。

「冬場の頭痛にご注意を」

【佐野薬局日の出町店 薬局長 小笠原 智】

令和元年も終わり、寒さの厳しくなってきたこの季節、本格的な冬シーズン到来となってまいりました。今回は「頭痛」というテーマでお話をしたいと思います。

頭痛とは以下のように分類されます。
※国際頭痛分類(ICHD-Ⅱ)
〇一次性頭痛(機能性頭痛)
・片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、その他
〇二次性頭痛(症候性頭痛)
・頭頸部外傷、血管障害による頭痛(頭蓋内血腫、くも膜下出血)
・物質またはその離脱による頭痛(薬物乱用頭痛)
・生体内の恒常性の障害による頭痛(高血圧) など
〇頭部神経痛、顔面痛、その他の頭痛

 この中でも冬場に特に多い緊張型頭痛についての説明と予防を紹介いたします。

緊張型頭痛とは、精神的・身体的ストレスが深くかかわる頭痛で、痛みの程度は軽度から中程度とされています。特に今の時期は年末年始の仕事の疲れや不眠からくる精神的なストレスと、長時間同じ姿勢での仕事やパソコン業務などの眼精疲労からくる肩こりが身体的ストレスとなります。寒い時期には血流が悪くなったり、筋肉が萎縮したりするのに加え、重い衣服によって肩こりが悪化したりもするので、それも一因と考えられています。こうした内容にあてはまる人は以下のような予防をしてみましょう。

1)長時間同じ姿勢をとらない
姿勢を正して、同じ姿勢で長時間の作業をしないようにしましょう。
2)枕の高さを調整
高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶことで予防ができます。
3)肩、首の血行アップ
気づいたときには以下のような簡単なストレッチをこまめに行い、首や肩の筋肉の緊張をほぐしましょう。
● 両肩を上げてストンと落とす
両肩をキュッと上げて、ストンと落とします。力を入れすぎず、自然な状態で10~20回程度行います。
● 首を左右に倒す
左手を頭にのせて、右肩の力を抜いて左側へゆっくりと首を倒します。反対側も同様に。左右とも5~10回程度ずつ行います。
● イスに座って前屈
イスに浅く腰をかけ、脚を前に伸ばします。両肩の力を抜いてリラックスしながら、首を前にゆっくりと倒します。5~10回程度行います。

すぐに実践できるものも多いので頭痛にお困りの方は是非一度お試しください。

参考資料
全部見える脳・神経疾患(成美堂出版)
http://www.jhsnet.org/kokusai.html
https://kenko.sawai.co.jp/healthcare/200909-01.html
画像:https://www.sozailab.jp