2018.10.31 健康生活よもやま話

心も体もポカポカに!

[執筆者]

佐野薬局中通一丁目店管理栄養士 土方 茉璃

このところめっきり朝晩は寒くなり、コートを着る機会が増えてきました。寒暖差に体がついていかず風邪など体調を崩しやすい日々が続きます。そこで大切になってくるのが食事です。今回は体をあたためる効果のある「生姜」について取り上げたいと思います。

○栄養素のポイント

生姜の辛み成分である「ショウガオール」には、血行を促進し、発汗を促すなどの体温維持効果があるといわれています。また、ショウガオールは抗菌作用や抗酸化作用、免疫力アップ、血中コレステロールの改善効果なども期待できると注目されています。

○選び方

皮に傷がなくて、ふっくらとしているものを選びましょう。

○保存方法・期間

おいしさをキープするためには、洗わず、涼しい場所において、3~4日程度で使い切りましょう。使い切れないときは、1回分ずつカットして冷凍するか、すりおろしてから冷凍すると次に使う時に便利です。カットして冷凍した生姜は解凍せずに、そのまますりおろして使えます。

○下ごしらえのコツ

簡単に皮をむく方法

デコボコしていて小さく包丁で皮をむくのは危険を伴いかねません。そこでスプーンを使うことで手軽に無駄なく皮をむくことが出来ます。しょうがの表面にスプーンの端を当て、皮をこそげ取るようにします。生姜は皮が薄いため、すりおろす場合などは皮をむかずに使っても問題はありません。

<生姜を使ったレシピ>

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ごはんがすすむ 生姜の佃煮

<材料>(4~5人分)

・生姜 200g

・炒りごま 大さじ1

・かつお削り節 1~2パック

A濃口しょうゆ 大さじ4

A酒 大さじ3

A砂糖 大さじ2

Aみりん 大さじ2

<作り方>

①生姜は皮を薄くむき、2mm角の千切りにする。切った生姜は一度さっと水にさらしてから水気を切っておく。

②生姜が余裕をもって入る鍋を用意し、鍋にAの調味料をすべて合わせる。鍋を火にかけて調味料が沸いてきたら、水気を切った生姜を加える。

③約6分中火で炊き、汁気が減ってきたらかつお削り節を手でもんで細かくし入れて混ぜ合わせる。弱火に落とし、さらに1~2分程度炊く。

④味をみて良ければ火を止め、最後に炒りごまをふって混ぜ合わせる。

粗熱をとり、冷蔵庫で保管すれば作り置きのおかずとして活躍します!

参考資料

カゴメVEGEDAY:http://www.kagome.co.jp/vegeday/

白ごはん.com:https://www.sirogohan.com/

イラスト:https://www.irasutoya.com/