アロマテラピーという言葉を聞いたことがありますか?
植物の香りを楽しみ、生活に活用することです。
私たちの周りには四季折々の草木や花の香りがあります。香りは私たちの心を和ませ、
自然の大切さを教えてくれます。
香りははるか昔から使われており、歴史の中にもいくつものエピソードがあります。
新約聖書をもとにした言い伝えでは、イエス誕生の際、東方の三賢人(博士)が馬屋で
黄金・乳香・没薬をささげたとあります。乳香(にゅうこう)と没薬(もつやく)は香料や薬品として使用されていました。貴重なものだったのですね。
今、アロマテラピーは色々な分野に取り入られています。
*アロマテラピーの目的には
・リラクゼーションやリフレッシュに役立てる。
・美と健康を増進させる。
・身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
・身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す。
などがあり、スポーツ、美容、介護、医療、予防医学などにも活用されています。
高齢者施設など福祉の現場、被災地では仮設住宅や復興支援イベントでも関心が高まっています。
香りの作用には、私たちの毎日の生活に役立つ作用が多くあります。
強壮作用・抗菌作用・殺菌作用・鎮静作用・鎮痛作用・去痰作用・保湿収れん作用
虫よけ作用などです。活用の例として、
*眠たい朝にユーカリ、ジェニパーベリー、ティートリーなど森林系のアロマでスッキリ。
*運動後の疲れた体を癒し、ぐっすり眠りたいときにはラベンダー、カモミール、オレンジ
スイートでトリートメント
*気分アップにレモングラス、レモンなどの香りのなかでストレッチ
*風邪の予防には抗菌作用の期待されるティートリー、ユーカリ、
ペパーミントをお部屋にといったことがあげられます。
皆様も香りを生活に取り入れてみませんか?
参考資料
アロマテラピー検定
「香りの百科」日本香料協会