寒さの中に春の気配を感じるころとなりました。
春は新緑、色とりどりの花々が咲き、明るい気分になりますね。
しかし、この時期は、気温や気圧の差が大きく体調を崩しやすい季節でもあります。
体の不調は自律神経の乱れによって引き起こされます。自律神経が乱れるのは、体が寒暖差に対応しようと交感神経が活発に働き、エネルギーが消費され疲れやだるさを感じやすくなるためです。加えて、冬から春にかけての日照時間の変化が睡眠に影響し、体内時計が乱れることで交感神経に影響を及ぼします。食事などの生活習慣が崩れると、自律神経がより乱れやすくなり不調の引き金になってしまうため、規則的な生活を心がけましょう。
また、花粉が飛散し始める季節でもあります。花粉から体を守ろうと体力を消耗することで体力の低下につながり、眠気や身体のだるさを感じる方が多くなります。春の訪れが楽しみな反面、様々な不調に悩まされやすいこの時期。今から対策をして元気に春を迎える準備をしましょう。
今回は自律神経を整えるためにおすすめの食材についてご紹介します。
【おすすめの栄養素と食材】
GABA(ギャバ):ガンマ-アミノ酪酸
脳や神経の中で働く神経伝達物質
神経の高ぶりを抑える作用がありリラックス効果を期待できる
多く含む食材:トマト・玄米・ナス
トリプトファン
体内で生成できないアミノ酸の一つ
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの原料になる成分
多く含む食材:乳製品・大豆製品・バナナ・鶏肉・レバー・マグロ
ビタミンC
感じたストレスに対抗するために分泌される抗ストレスホルモンの合成に関わる
ストレスにより消費されやすいほか、体内では合成できないため積極的な摂取がおすすめ
加熱に弱い栄養素なので生の状態がよりおすすめ
多く含む食材:ブロッコリー・パプリカ・イチゴ
【おすすめレシピ:鶏肉のフライパン蒸し】
材料:二人分
鶏もも肉(皮なし) 160g
ブロッコリー 100g
ミニトマト 100g
酒 30g
ごまだれ
白すりごま 小さじ2
マヨネーズ 大さじ2
醤油 小さじ1
砂糖 小さじ2
酢 小さじ1
【作り方】
1.鶏もも肉3cm角に切り、ブロッコリーは小房に分ける。
2.フライパンに鶏もも肉、ブロッコリー、ミニトマトを入れて酒を回しかける。
蓋をして中火~強火で約8分蒸し焼きにする。
(途中で水気がなくなりそうな場合は酒を追加するか火を弱める。)
3.蒸し焼きにしている間、ボウルでごまだれの調味料を混ぜ合わせる。
4.2を器に盛り付け、ごまだれをかけたら出来上がり。
参考
管理栄養士監修のレシピ検索・献立作成:おいしい健康 https://oishi-kenko.com
くすりと健康の情報局(第一三共ヘルスケア)https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/