暑さが和らぎ、秋の風が心地よい季節になってきました。秋になると気温が低くなり、体温を保つために身体を温めようとして基礎代謝量が上がります。また、寒い冬に向けてたくさん食べて栄養を蓄えようとします。食べ過ぎは肥満の原因となり、生活習慣病のもとになります。今年の秋は食事や運動を意識し、いつもとは一味違う秋を満喫してみませんか。
今回は秋に旬を迎える食材、健康増進のための運動やおすすめレシピをご紹介します。
<食欲の秋>
秋は「食欲の秋」と呼ばれるほど、旬の美味しい食材が豊富な季節です。
秋野菜は夏野菜に比べて水分が少なく、味が濃く甘みが強いのが特徴です。また、秋に旬を迎える魚は産卵前で脂がのった青魚が多く、秋刀魚(さんま)や鰍(いなだ)のように、
漢字に「秋」という字がつく魚は秋が旬の魚です。
◆旬の食材
・野菜:さつまいも、じゃがいも、れんこん、ごぼう、なす、玉ねぎ・・・
・魚:さけ、さば、さんま、いなだ、たら・・・
・果物:りんご、なし、柿、ぶどう・・・
<スポーツの秋>
1964年東京オリンピック開催時に「体育の日」が定められた後、それが由来になり「運動の秋」「スポーツの秋」と呼ばれるようになりました。秋は過ごしやすく運動しやすい気候であるとともに、基礎代謝量が上がるためダイエットにも向いている季節でもあります。
◆健康に過ごす3つのポイント
1.「プラス10分」など運動に目標設定を
暑さが和らぎ、汗をかきすぎることがないため、ジョギングやウォーキングがしやすい時期になります。健康寿命を延ばすためには毎日身体を動かす習慣をつけることが大切になります。「プラス10分」を意識してみましょう。
2.手軽なストレッチから取り入れてみる
涼しくなると筋肉が動かしやすいため、屋内でできる筋力トレーニングやストレッチを取り入れてみましょう。ケガや肩こり、腰痛の予防にもつながります。お部屋で「〇〇〇しながら」できるような、無理のない方法で習慣化していきましょう。
3.運動前後のケアや食事、睡眠で心身を整える
暑さや疲労を感じると、ストレスを軽減するためのホルモンが分泌されます。ビタミンCはそのホルモンを作り出すために消費されます。疲労回復には毎食野菜や果物をとり入れ、ビタミンCをこまめに補給することが大切です。
<おすすめレシピ>
さつまいものハニークリームチーズサラダ
▲材料(2人分)
・さつまいも …150g
・くるみ …20g
・クリームチーズ …30g
・はちみつ …大さじ2
・砂糖 …大さじ1
▲作り方
①さつまいも、クリームチーズは1cm角に切り、くるみは食べやすい大きさに刻む。
さつまいもは水につけアク抜きをする。
②さつまいもは耐熱皿に移し、電子レンジ600wで4-5分ほど柔らかくなるまで加熱する。
③クリームチーズ、はちみつ、砂糖を混ぜ合わせる。
④②と③を混ぜ合わせ、器に盛り付けて完成。
参考資料
・全国健康保険協会 健康づくり|kyoukaikennpo.or.jp
・株式会社明治 日本の食と文化|meiji.co.jp