2023.05.22 健康のすすめ

【骨粗しょう症】を予防して元気な骨を維持しましょう!!

骨粗しょう症とは、加齢とともに骨が脆くなって骨折しやすくなる状態をいい、少しの衝撃でも介護が必要な状態になることもあります。特に女性はホルモンの影響で50歳頃から骨密度が低下し始めます。また、腸管からのカルシウムの吸収が悪くなったり、年齢とともに食事や運動量が減少することも原因のひとつです。骨は常に新陳代謝を繰り返していて、骨吸収(骨の破壊)と骨形成(骨を作る)のバランスが取れている状態ですが、骨粗しょう症になると骨吸収が骨形成を上回って、骨が脆くなります。

では、骨密度を低下させないための食事について考えてみましょう。
◎カルシウム・・・骨といえばカルシウムというのは皆さんよくご存じかと思います。カルシウムとビタミンDを一緒に摂ることでカルシウムの吸収が良くなります。
・牛乳、乳製品、子魚、小松菜、大豆製品など
◎ビタミンD・・・カルシウムの腸での吸収を助けてくれます。
・干しシイタケ、鮭、ウナギ、サンマ、卵、キクラゲなど
※ビタミンDは日光浴することで体内で作られます。これから暑くなる時期は長時間の日光浴は避けた方がいいですが、冬は30分から1時間はお散歩などでお日様にあたりましょう。
◎ビタミンK・・・骨形成促進作用と骨吸収抑制作用があります。
・納豆、ニラ、ブロッコリー、ほうれん草、キャベツなど
また、骨は適度な負荷をかけることで強くなります。日常生活でも、すぐ車やエレベーターを利用するのではなくできるだけ歩くようにしましょう。骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がないことも多く、定期的な骨密度検査を受けることをお勧めします。骨粗しょう症が心配な方は、店頭でご相談ください。医薬品、健康食品、機能性表示食品などいろいろな商品がございます。