2023.07.26 健康のすすめ

【冷たい食べ物を摂りすぎて弱ったお腹にいたわりを】

暑い日が続くとついつい冷たい物が欲しくなりますね。冷たいものがお腹に入ると胃腸を冷やします。私たちの胃腸は食事をすると消化酵素で消化をしますが、胃腸が冷えすぎるとその消化酵素の働きが悪くなって消化不良を起こしやすくなります。またエアコンやクーラーによる冷やし過ぎや冷たい飲食でも胃腸の血流が悪くなり胃腸の機能も弱くなります。また、冷たい物を一度に摂ると胃腸を刺激し腸の蠕動運動を促して下痢することもあります。慢性的にお腹が冷えている方は冷たい飲食物を避けて体を温める食材を積極的に摂るようにしましょう。体を温めるものといえば、「スパイス」もいろいろな料理に使われますが、特におすすめなのが「ニンニク」「ショウガ」です。日々の献立にニンニクやショウガを使ったレシピを工夫してみましょう。漢方薬の「五苓散」は胃内の水分貯留や夏場の下痢にも効果があります。さらには夏場の疲労倦怠感にも効き目を発揮することがあります。また、補中益気湯は消化機能が衰えた夏バテや食欲不振、倦怠感に効果があります。夏バテの症状が出てきた時は冷えすぎに注意して、消化の良いものを召し上がって胃腸をいたわりましょう。気になる症状がある方は佐野薬局各店でご相談ください。店頭のスタッフがあなたに合った適切なアドバイスをいたします。