2017.05.24 健康生活よもやま話

運動の良いこと

[執筆者]

佐野薬局将軍野店 管理薬剤師 渡辺 真由子

だいぶ暖かくなってきましたね。

冬の間は、つい家の中にこもりがちでしたが、せっかく暖かくなってきたので、外に出て体を動かしましょう、と言っても、ちょっとおっくうだったりしますよね。

そこで、「運動の良いこと」を挙げてみました。

生活習慣病の予防、改善

・中性脂肪が分解され、善玉コレステロールを生産しやすくする。

・インスリンの働きが良くなり、ブドウ糖の代謝が改善される。

・血管をしなやかにし、血圧を下げる。

・エネルギー代謝が良くなり、肥満が減少。

骨粗しょう症の予防、改善

運動をすることで、骨に適度な負荷(圧力)がかかると、骨をつくる細胞が活性化して、カルシウムが骨に沈着しやすくなる。また、運動により筋力やバランス力も鍛えられて、転倒や骨折の予防にもなる。

認知症の予防

運動により、脳の血流が良くなり、認知症の予防につながる。その他の脳に良いことして、気分を良くしたり、ストレスに強くなることで、うつ病の予防、改善につながったり、記憶力や集中力などを高めるので適度な運動後の勉強も良いと思われます。

冷え症の改善

筋肉量が増えて、体温が上昇しやすくなる。血行も良くなる。

美肌効果

血行が良くなるのと、成長ホルモンの分泌により、お肌の新陳代謝が活発になるので、肌のくすみやクマ、シミ、吹き出物などの肌トラブルが改善し、肌の老化も予防できる。

などなど、ほんとに運動は良いことづくめですね。だんだん、からだを動かしたくなってきませんか?

運動は「しなければいけない」と思ってしまうと、ストレスになってしまうので、ご自分に合った運動を見つけて、続けていくことが大切です。ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動が効果的です。ストレッチ、ラジオ体操など、軽い負荷の筋力トレーニングも合わせて行うと、更に良いでしょう。

時間のない人でも、普段エレベーターやエスカレーターを使わずに、階段を上り下りすることや、通勤電車で座らない、昼休みに会社の周りを散歩するなど、少しだけ心がけてみましょう。ただし、病気やからだの痛みがある場合は主治医に相談してから行いましょう。

春から夏に向けて、ここちよく太陽の光を浴び、外の草木やまわりの景色を眺めながら、散歩を楽しむという運動から始めてみませんか。

参考

厚生労働省HP:http://www.mhlw.go.jp/

㈱タニタ 健康のつくりかた:http://www.tanita.co.jp/health/

画像:いらすとや:http://www.irasutoya.com/