2022.03.15 健康生活よもやま話

薬局で購入できる花粉症のお薬を紹介します

[執筆者]

佐野薬局本店 薬局長 木村 真理

3月に入り春の訪れを感じます。近年になく雪の多かった冬を越えほっとしている方のいる一方で、花粉症の方はつらい思いをされているかもしれません。くしゃみや鼻水、目のかゆみの緩和のために内服薬や点眼薬等を使われている方は多いでしょう。耳鼻科や内科で処方されることの多い花粉症のお薬ですが、市販の内服薬や点眼薬、点鼻薬は薬局やドラッグストアで購入することができます。特に内服薬については医療用と同成分のお薬も発売されています。佐野薬局本店で取り扱いのあるお薬の一部をご紹介します。

・アレグラFX、アレグラFXジュニア
医療用のアレグラと同成分。眠くなりにくいのが特徴です。アレグラFXは15歳以上、アレグラFXジュニアは7歳から14歳の方が服用できます。アレグラFXジュニアは薬剤師から説明を受けた上で購入できます。

・アレジオン20
医療用のアレジオンと同成分。1日1回就寝前に服用します。15歳の方から服用が可能です。

・クラリチンEX
医療用のクラリチンと同成分。1日1回食後、毎日同じ時間帯に服用します。比較的眠くなりにくい抗アレルギー薬です。15歳の方から服用できます。

・タリオンAR
医療用のタリオンと同成分。1日2回朝夕に服用します。15歳から服用可能です。服用されるご本人が薬剤師から説明を受けた上で1箱購入ができます。

以上はセルフメディケーション税制の対象となります。医療費控除を受けていない方で、セルフメディケーション対象商品の世帯での年間購入額が12,000円以上の場合、その購入費用について所得控除を受けることができます。申告を行う予定の方は購入時のレシートを捨てずに保管してください。申告を行う際には、健康の保持増進及び疾病の予防への取り組みについての報告も必要です。定期健康診断やがん検診の結果通知表、インフルエンザの予防接種を受けた時の領収書等があれば取っておくようにしましょう。