カフェインは、コーヒー豆や茶葉、カカオ豆、ガラナなどに含まれる天然の成分です。コーヒーやお茶、エナジードリンク、清涼飲料水など身近なものにカフェインは含まれています。冬の寒い日にコーヒーやお茶を飲んだりするとほっこりしますね。勉強や仕事の合間に飲むと、疲労感が和らぎ、眠気覚ましや集中力アップなどの効果があります。
そんなカフェインですが、過剰に摂取すると健康に悪影響を与えることがあります。主な症状としては、次のようなものがあります。
・睡眠障害:中枢神経を興奮させる作用があるため、寝る前に飲んだりすると睡眠の質を低下させ、なかなか寝付けないことがあります。
・不安感:交感神経を刺激するため、不安感やイライラ感が増幅されたりすることがあります。
・心疾患のリスクの増加:多量のカフェインは、血圧上昇や脈拍数が増加するなど、心血管系に悪影響を与える可能性があります。
・消化器系の問題:消化液を刺激するため、胃酸過多、胃痛、むかつき、吐き気などの胃腸のトラブルを引き起こすことがあります。
普段飲んでいるコーヒーや緑茶、ジュース類で、カフェインの中毒症状が出る可能性は低いと考えられますが、眠気防止薬や風邪薬のようにカフェインを含む医薬品を一緒に飲む場合や、エナジードリンクを短時間に多く飲んでしまった時は注意が必要になるでしょう。
カフェインをどのくらい摂っても良いのかは個人差が大きく決められていませんが、一日当たりの健康に悪影響のない最大量として、健康な成人で400mgとしている国(カナダ)もあります。エナジードリンクでは製品により100ml中300mg入っているものもあり注意が必要です。コーヒーは100ml中60mg、紅茶や煎茶では100ml中20~30mg入っているとされています。適量を守りながら楽しみましょう。
参考
消費者庁ホームページ:
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/
内閣府食品安全委員会:
https://www.fsc.go.jp/e-mailmagazine/
アリナミンホームページ:
https://alinamin.jp/tired/caffeine-effect.html
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いらすとや:https://www.irasutoya.com/