2026.09.02 健康生活よもやま話

『紫外線対策を食事から』

[執筆者]

佐野薬局本店 管理栄養士 佐野真彩

最近、夏の暑さはますます厳しさを増しています。今年は気象庁から気温40℃以上の日を示す「酷暑日」という言葉が定められるなど、暑さは年々更新されています。夏は日差しが強く、紫外線を浴びる機会が増える季節です。紫外線対策というと、日焼け止めや帽子、日傘など『外側からの対策』を思い浮かべる方が多いかもしれません。それだけでなく、毎日の食事から気をつける『内側からの対策』も美肌を保つための大切なポイントです。今回は、紫外線が気になる季節に意識したい栄養素と、夏から秋にかけて食べやすいレシピをご紹介します。

【紫外線と活性酸素の関係】
紫外線を浴びると、体内では活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素とは、酸化力の強い酸素の一種で、体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る働きがあります。しかし、増えすぎると細胞を酸化させて、肌に対してはシワやシミ、乾燥などのダメージにつながることがあります。このような活性酸素によるダメージを抑える働きを「抗酸化作用」といい、食べ物には抗酸化作用をもつさまざまな成分が含まれています。そのため、日頃から抗酸化作用をもつ栄養素を取り入れ、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

紫外線が気になる季節に注目したい「ビタミンACE(エース)」
○ビタミンA・β-カロテン
⇒にんじん、かぼちゃ、モロヘイヤ、ほうれん草など

○ビタミンC
⇒パプリカ、ブロッコリー、キウイ、柑橘類など

○ビタミンE
⇒ナッツ類、アボカド、ごま、植物油など

抗酸化作用をもつ代表的な栄養素は「ビタミンACE(エース)」と覚えると、より意識しやすくなります。特定の食品だけを食べるのではなく、日頃から主食・主菜・副菜をそろえ、いろいろな食品から栄養素を摂ることもポイントです。なお、ビタミンAは妊娠中に摂取しすぎると胎児へ影響する可能性がありますので、サプリメントなどでの摂り過ぎに注意しましょう。
おすすめのレシピ
鮭と夏野菜の南蛮漬け
鮭と色とりどりの夏野菜を使った、暑い日にも食べやすい一品です。
付け合わせはにんじんなどお好みの野菜でアレンジ可能です。酢を使ったさっぱりとした味付けで、食欲が落ちやすい時期にもおすすめです。冷蔵庫で冷やしてそのままお召し上がりいただけます。

材料(2人前)
・鮭       2切れ(約160~200g)
・赤パプリカ   1/2個
・黄パプリカ   1/2個
・なす      1本
・玉ねぎ     1/4個
・片栗粉     大さじ1
・サラダ油    大さじ1

南蛮酢
★酢       大さじ2
★しょうゆ    大さじ1
★砂糖      大さじ1
★だし汁または水 大さじ2

作り方
①パプリカは細切り、なすは食べやすい大きさ、玉ねぎは薄切りにする。
②①を耐熱皿に入れふんわりとラップをかけて、電子レンジ600Wで1分程度加熱する。
③ボウルに南蛮酢の材料★を混ぜ合わせ、②を加える。
④鮭は食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶす。
⑤フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、鮭を両面焼く。火が通ったら③に加える。
⑥南蛮酢に10~15分ほど味をなじませたら完成。

参考資料
オムロンヘルスケア vol.2活性酸素を減らす生活術