2024.02.21 プレアボイド報告

病態・疾患に合わせた医薬品変更を提案

薬によっては、症状・疾患を悪化させる可能性があります。お薬手帳、かかりつけの薬局により服用中の薬をまとめて管理することで、医薬品の副作用リスクを少なく使用が出来ます。

パーキンソン病治療中に患者様に胃腸・吐き気症状改善のためメトクロプラミドが処方されており、比較的に安全に使用できるドンペリドン錠を提案し変更になった事例

処方内容

A病院(パーキンソン病治療のため、通院中)

ドパコール配合錠(レボドパ・カルビドパ水和物錠)
パーキンソニズム治療剤

B病院での(吐き気症状のため受診)

メトクロプラミド錠5㎎(消化器機能異常治療剤・ドパミンD2遮断薬) 等

処方変更

処方変更前処方変更後
メトクロプラミド錠5mドンペリドン錠10㎎
(消化器機能異常治療剤・ドパミンD2遮断薬)

ドンペリドンはメトクロプラミドと比較し血液脳関門(BBB)を通過しにくいため、パーキンソン病の患者に対しても比較的安全に使用できるとされている。医師に薬剤情報を提供し、処方内容が変更となった。