
- 「飲んではいけない薬」に気づき、病気の悪化を防ぐ
医師から処方された薬でも、患者様の現在の病気の状態によっては「飲んではいけない(禁忌)」場合があります。
・事例: 骨粗鬆症の薬(ラロキシフェン)が処方された患者様に、薬剤師が丁寧に話を聞いたところ、足に「血栓(血の固まり)」があることが分かりました。
・介入: この薬は血栓がある人には禁忌だったため、薬剤師がすぐに医師に連絡して処方を中止し、健康被害を未然に防ぎました。 - 本人も気づかない「アレルギーの成分」を見つけ出す
薬の主成分だけでなく、薬を固めるための「添加物」によるアレルギーもチェックします。
・事例: 患者様との会話から「トウモロコシデンプン」にアレルギーがあることを確認しました。
・介入: 処方された薬の中にその成分が含まれていることに気づき、含まれていない別のメーカーの薬に変更するよう医師に提案しました。 - 検査値を見て「薬の量」を調整する
血液検査の結果などを専門的に分析し、薬が効きすぎたり、体に負担がかかったりするのを防ぎます。
・事例: 腎臓の機能が低下している患者様に、通常と同じ量の抗生物質(セファレキシン)が処方されていました。
・介入: 薬剤師が腎機能の数値を確認し、今の状態では薬の量が多すぎると判断。医師に相談して適切な量に減らしてもらいました。
まとめ:プレアボイドは「患者様の守護神」としての活動
プレアボイド事例は、薬剤師がただ薬を渡すだけでなく、以下の3つのプロの目で見守っているからこそ生まれるものです。
・高度な知識: 薬の成分や副作用、検査値の読み解き。
・コミュニケーション: 患者様の話から隠れたリスクを見つけ出す力。
・医師との連携: 気づいたリスクを正しく医師に伝え、処方を改善する行動。
このように、「薬によるトラブルが起こる前に、薬剤師の介入によって安全を守った実績」をプレアボイド事例と呼んでいます。